ボディランゲージが人を作る

研修で使うビデオを紹介します。

TEDの「エイミー・カディ ボディランゲージが人を作る」です。

21分とすこし長いのですが、ストラクチャードコミュニケーションの「聴き手を動かすプレゼンテーション」や「最善の結果を引き出すネゴシエーション」、グローバルリーダシップの「組織の基盤を築くリーダーズコミュニケーション」の中で時々利用しています。

研修プログラムでは、演習やロールプレイを通じて、スキルを繰り返し実践し、日常的に活用できるように訓練します。

しかし、せっかく訓練したスキルも、実際の業務の場面で、委縮してその力が発揮できないことがたまにあります。特に、自分が苦手意識を持っている場面では、なおさらです。例えば、苦手な上司に対するプレゼンテーション、重要なクライアントとのネゴシエーション、大勢の前でのスピーチなど、緊張して委縮するものです。

そんな時、以前は「とにかく場数を踏むしかない」と言うのが対処方法でした。

力のポーズ
力のポーズ (Photo by smswigart)
しかし、エイミー・ガディ氏は、そこに新しい技術を提案してくれました。「力のポーズ」です。

緊張し萎縮しそうな場面の前に、2分間「力強さを示すポーズ」を行うだけです。しかし、この「力のポーズ」が、脳内を刺激し、体内のストレスホルモンを抑えてくれます。折角の場面で、自分らしさを出せないことの無いように、脳と体を変えてくれます。

エイミー・ガディ氏は、ビデオの最後に、このように云っています。

  • 力のポーズを試し、この科学を広めてください。すごく簡単なんですから。みんなに教え共有してください。
  • これが一番役立つのは、リソースも、技術も、ステータスも、力もない人たちです。1人でできるんですから。必要なのは自分の体と1人になれる2分間だけです。それが人生を大きく変えることになるはずです。

せっかく修得したスキルを出し切るために、最後のおまじない(科学的に効果は検証されていますが)として、このビデオをお見せしています。