新任マネージャーのための人と組織のマネジメント

対象者

  • 新たに管理職になる方(人と組織の管理を初めて担当される方)
  • 最適人数16名(12名~20名)

標準期間

  • 3日(2日~4日)

プログラム概要

  • 管理職の役割である「人と組織のマネジメント」について的確に判断し自信をもって行動するために、会社の戦略と方針に沿った判断基準とフレームワーク、それを的確に伝えるコミュニケーションと言動を体得します。
  • 管理職として遭遇する目標管理、育成計画、機会指導、業務調整などの疑似体験を通し、実践的に学びます。

学習目標

本プログラム修了後、次の事項ができることを目標としています。
  • 会社が期待する管理職としての役割と責任を人と組織のマネジメントの観点で列挙します。
  • 組織目標を達成するために部下に求める要件(知識・スキル・コンピテンシー)を設定し、組織を構成する場合の部下の人選などを論理的な判断を用いて行います。
  • 部下の特徴(経験、長所・短所、志向など)を把握し業務の割当てを行い、またその業務割当てを組織や部下に説明し、動機付けを行います。
  • 問題の発生により業務の見直しや割当てを変更する場合に、優先順位を再設定し、関係者へ通知や交渉を行い、想定されるリスクへの対応を計画します。
  • 目標管理制度において、適切な目標設定とコミュニケーション、業績評価の注意点と難しい評価結果を的確に伝えます。
  • 組織の目標達成と個人のキャリア達成のバランスを取り部下の育成目標を設定し、その具体的な育成計画の立てます。
  • 育成計画を確実に行い、効果的なコーチングやフィードバックを行います。

標準タイムテーブル

午前 午後
1日目 オープニング
  • 研修目標を理解する
管理職の役割を理解する
  • 会社が期待する管理職としての役割と責任を、人と組織のマネジメントの観点から理解する
  • 役割を果たすために必要な要件(知識・スキル・コンピテンシー)を知る
  • 自ら強化すべき要件を設定する
組織を理解する
  • 組織目標を達成するために部下に求める要件を明確にし、部下の人選を論理的に行う
業務を割当てる
  • プロジェクトの特性と、部下の特徴(経歴、長所・短所、キャリア志向など)の両面から業務を割当てる
  • 部下への説明で、動機付けを行うコミュニケーションをする
リフレクション
  • 1日の学習の振り返りとまとめ
2日目 オープニング
  • 昨日の振り返り
目標を設定する
  • 会社としての目標管理の方針や指針に沿って目標を設定する
  • 目標管理を適切に運用し、個人の業績をより高め組織の更なる成長を促す
  • 部下に対して、明確に目標と期待を示し、目標達成へ向かわせるコミュニケーションする
部下の育成計画を作る
  • 組織の目標達成と個人のキャリア達成のバランスを取り育成目標を設定する
コーチングやフィードバックで指導する
  • 育成計画を確実に行うために、効果的なコーチングやフィードバックを行う
  • 効果的にコミュニケーション(傾聴、質問)を行い、育成や行動変容に向けての具体的な活動に合意する
リフレクション
  • 1日の学習の振り返りとまとめ
3日目 オープニング
  • 昨日の振り返り
業務を調整する
  • 問題の発生により業務の見直しや割当てを変更する際の、優先順位の再設定の方法、関係者への交渉、リスクへの対応方法などを行う
  • 上司への説明について、主張を分かりやすく展開する。また、論理的かつ具体的に説明する
業績を評価する
  • 会社としての業績評価の方針や指針に沿って評価を行う
  • 自己の評価に不満を持つ部下に対して、業務成果や周囲からのフィードバックなどの具体的で客観的な情報を基にコミュニケーションを行う
クロージング
  • 学習の振り返りと職場での実践のための誓い

研修モジュール体系

  • 本研修は、以下のモジュールから構成されています。
  • お客様企業のご要望に応じ必要なモジュールを取捨選択し、最適な研修プログラムを提供致します。

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コース紹介


管理職と非管理職の役割の最大の違いは、「人と組織のマネジメント」について責任を持つか否かです。
以下の図で、非管理職の役割は、4つの象限の左下を中心とした内側の小さな四角で囲われた領域が主な役割です。それが管理職になると、外側の大きな四角の領域に拡大します。中には、左側の業務分野では、既に管理職と同様の領域を担当していた方も有ったかもしれません。
しかし、右側の「人と組織」に関する部分は、今までの役割の延長ではありません。これらは、管理職に成って初めて経験する部分です。「人と組織」に関し、人事戦略や方針に沿った判断をし、それらを確実に実践することが求められます。
戦略立案 計画立案 予算作成 業務指示 実行管理(PDCA) 状況報告 対策立案 各種調整 部下育成計画立案 人材採用 目標設定  部下指導 動機付け チーム作り 業績評価 職場環境改善

管理職と非管理職の役割の最大の違い

本研修は、管理職として必ず遭遇する以下のような場面の疑似体験を通し、会社の戦略に沿った判断基準と思考のフレームワークを習得し、それを的確に伝えるコミュニケーションと言動を体得します。


これにより的確に判断し、自信をもって行動できます。
管理職と非管理職の役割の最大の違いは、「人と組織のマネジメント」について責任を持つか否かです
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