行動の成果を定義することがパフォーマンスを管理可能にする

ライフハッカー[日本版]に、「動作」(motion)と「行動」(action)の違いについて次のようにな記事が掲載されていました。(記事を確認する


「動作」とは何かに対して夢中で取り組んでいるものの、それ自体から結果が生まれない行為。一方、「行動」は結果を生み出す行為を指します。
例えば、こんな例が挙げられます。
  • 書きたい記事のアイデアを20個挙げてみるのは「動作」、実際に記事を執筆して公開するのが「行動」
  • ビジネスの見込み客10人にメールを送りやりとりを始めるのは「動作」、彼らが実際に何かを購買し顧客と化したらそれは「行動」
  • より良いダイエット方法を検索しそれについて何冊か本を読むのは「動作」、実際に健康的な食事をとるのが「行動」
  • スポーツジムに行き個人トレーナーを頼むのは「動作」、実際にバーベルの下に立ちスクワットを始めるのが「行動」
  • 試験勉強をしたり、ある研究プロジェクトの準備をするのは「動作」、実際に試験を受けたり研究論文を書くのが「行動」

HPI(Human Performance Improvement)でも同じ概念があります。

記事の例では、「書きたい記事のアイデアを20個挙げてみるのは「動作」、実際に記事を執筆して公開するのが「行動」」とあります。両者の違いは、第三者が検証可能な事項である「公開された記事」の有無です。

HPIでは、このように「検証可能な事項」を、成果(Outcome)として定義します。成果は、名詞で表現されます。成果とは、行動の結果としてもたらされる価値と言えます。

この成果を計測することでパフォーマンスを向上するために適切な仕事やプロセスが行われているかが管理できます。管理できれば、PDCAを繰返すことで改善を図ることができます。

ところで、記事には上記の例以外に4つの例がありました。それぞれに対して「成果(Outcome)」を定義してみてください。

私の考察例は、記事「計測できないものは制御できない」をご覧ください。