私達は、頭の中に多くの情報を記憶しています。しかし、この情報をそのまま伝えようとしても、うまく伝達できません。なぜならは、話し手と聞き手の双方が、情報をどのように捕え、どう記憶し、何と関連付けているか分からないためです。
以下の図は、私が「ストラクチャードコミュニケーション」というテーマで書いたマインドマップです。情報は漏れなく書き出されていますが、このそれぞれの情報で何がポイントか分かり難いですね。
そのために、頭の中の情報を構造化します。情報の構造には、幾つかの基本パターンがあります。以下に示した10個の構造は、ビジネスシーンでよく利用される構造です。この構造に従い、頭の中の情報を整理し、構造化します。
最初のマインドマップを、構造を用いて書き直してみました。頭の中の情報を、伝えたい相手や目的に応じて、適切な構造を選び、情報を構造化しました。つまり頭の中にある情報を、構造と言うフィルターを通すことで加工し、伝えやすく分かりやすくしました。これが、ストラクチャードコミュニケーションの1番目のポイントです。
そして構造化された情報を、その構造に従い、口頭、文書などで表現します。
ストラクチャードコミュニケーションでは、先ずはじめに、情報の構造を伝えます。これは聞き手に、これから聞く情報の構造を頭の中に描かせるためです。つまり、話し手と聞き手で共通の基盤(枠組み)を作ります。
その基盤ができた上で、情報の内容を、構造のどの位置の情報なのかを示しながら、伝えます。
この、はじめに構造を伝え共通の基盤を(枠組み)を作り、その上で情報の内容を構造に合わせて伝えることが、ストラクチャードコミュニケーションの2番目のポイントです。
トランスフォーメーション・ラボでは、ストラクチャードコミュニケーションスキルを学ぶ研修を、ビジネスシーンに併せて以下の五つ用意しました。
各研修の詳細については、プログラム名のリンクをクリックしてください。
研修プログラム名 | 主な対象者 | 研修プログラムの内容 |
確実に伝えるストラクチャードコミュニケーション | 若年層から 中堅層 |
口頭による報告、連絡、相談などのコミュニケーションスキルを修得します |
読み手を動かす ドキュメンテーション | 若年層から 中堅層 |
議事録や報告書、電子メール等の文章でのドキュメンテーションスキルを修得します |
聴き手を動かす プレゼンテーション | 若年層から 中堅層 |
提案活動や説明会などのプレゼンテーションスキルを修得します |
速く決まるミーティング New!! | 中堅層 | 会議での情報のまとめ方や議事の進め方などのファシリテーションスキルを修得します。※「SHOT NOTE ホワイトボードタイプ No.9170」を研修教材として用意します。 |
時間を無駄にしないミーティングファシリテーション | 中堅層 | 会議での情報のまとめ方や議事の進め方などのファシリテーションスキルを修得します |
最善の結果を引き出す ネゴシエーション | 中堅層 | 社内外での交渉において双方の共通点を導きだし、合意を形成するネゴシエーションスキルを修得します |
話すだけでは伝わらない!! 魅せる営業、書く営業 New!! | 営業職 | 営業活動の質を向上し頼られる営業になるために、情報を構造化しその場で図解するコミュニケーションの実践スキルを、以下の3ステップに従い習得します |
以上、ストラクチャードコミュニケーションと、その研修について解説でした。
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