確実に伝えるストラクチャードコミュニケーション

対象者

  • 口頭での情報伝達を効果的に行う必要のある若手社員の方
  • 最適人数18名(12名~24名)

標準学習時間

  • 2日間

プログラム概要

  • 情報を確実に伝えるためには、2つの要素が必要です。情報の構造(情報の枠組み)と、情報の内容(枠組み1つひとつの中身)です。口頭で情報を伝えるためには、初めに情報の構造を伝え、その上で情報の内容を伝える手順が重要です。情報の構造を伝えずに内容を話した場合、聞き手がそれを理解するためには、情報を聞きながら聞き手自身で情報の構造化をする必要があります。聞き手が話し手の意図と異なる情報の構造にまとめてしまうと、結果として話し手の情報を確実に伝えることができません。
  • 本プログラムは、自分の伝えたいことを洗い出し、幾つかの話題にまとめ、話題の関係からビジネスで頻繁に使われる基本構造に当てはめます。そして、基本構造毎の説明の仕方に従って伝える技術を演習を通じて学習します。徹底した演習やフィードバックを通じて、情報伝達の基本の型を学びます。

学習目標

本プログラム修了後、次の事項ができることを目標としています。
  • 伝えたい情報を洗い出し、幾つかの話題にまとめタイトルを付ける。
  • 話題の関連性から伝えたい内容を、構造にする。
  • 伝えたい内容を構造に従い、分かり易く口頭で伝える。
  • 大勢の聞き手に対して、身振りを使い、分かり易く口頭で伝える

標準学習スケジュール


午前 午後
1日目 オープニング
  • 自己紹介を行う(演習)
伝えたい情報を洗い出し、幾つかの話題にまとめタイトルを付ける
  • 自己紹介で伝えたいことを洗い出す
  • 幾つかの話題にまとめタイトルを付ける
  • 自己紹介を行う(演習再チャレンジ)
話題の関連性から伝えたい内容を、構造にする
  • 話題の関連から構造を決める
  • 情報の構造の種類(並列、階層、集合、比較、関連)
  • 受講目的を説明する(演習)
  • 会社の組織を紹介する(演習)
  • 自分の役割を説明する(演習)
リフレクション
  • 1日の学習の振り返りとまとめ
2日目 伝えたい内容を構造に従い、分かり易く口頭で伝える
  • 伝え方の順番(要約→詳細→まとめ)
  • 情報の構造に従った、伝え方
  • 先週の業務を報告する(演習)
  • 対策案について相談する(演習)
大勢の聞き手に対して、身振りを使い、分かり易く口頭で伝える
  • 大勢の聞き手に対する伝え方
  • 情報伝達の目的を達成する
  • 学習内容と今後の実践を報告する(演習)
クロージング
  • 学習の振り返りと職場での実践のための誓い

教材サンプル

情報の伝え方(口頭での伝達)サンプル教材
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プログラム紹介


情報を伝えるための基本の型を、演習を通じて学びます。
具体的には、以下の3ステップでそれぞれ必要な基本の型を学びます。

ステップ1: 話を整理する


話の内容(What)を整理すための基本の型を学びます。
具体的には、以下の話の設計図の作成手順を学びます。
  1. 話の目的を明確にする。
  2. 関連する情報を洗い出す。
  3. 並列(ツリー図)、配置(マトリックス図)、階層(ピラミッド図)、段階(ステップ図)、包含(包含図)、重複(集合図)、対比(対比図)、比較(比較表)、関係(フロー図)、順列(フロー図)
    話の構造の10の基本パターン
  4. 情報を整理しいくつかの話題にまとめる。
  5. 個々の話題の関連から話の構造を決める。
話の構造として、10の基本パターンを学びます。
  • 並列(ツリー図)
  • 配置(マトリックス図)
  • 階層(ピラミッド図)
  • 段階(ステップ図)
  • 包含(包含図)
  • 重複(集合図)
  • 対比(対比図)
  • 比較(比較表)
  • 関係(ネットワーク図)
  • 順列(フロー図)

ステップ2: 伝え方を工夫する


話の伝え方(How)の基本の型を学びます。
具体的には、以下の話の説明手順を学びます。
  1. 要約(これから伝える話の主題、話の構造、目的などを伝える)
  2. 詳細(具体的な話の内容を、話の構造に沿って伝える)
  3. まとめ(話の主題を振り返り、話の目的の達成を確認する)

ステップ3: 情報伝達の目的を達成する


情報伝達の確認と目的達成の仕方(How)の基本の型を学びます。
具体的には、以下の方法を学びます。
  • 相手の理解を確認する
  • 目的を確認し、行動や意思決定を促す