判断と決断は、結局、組織マネジメントのフレームワークである
判断と決断は、自らや組織に冷静と興奮を常にもたらすために、また、新しい未来を作り出すために、すべてのリーダーに身に着けてほしい道具だ。判断と決断を目的化してはならないが、それを怠らずにつみかさねることは、組織のパフォーマンスを最大化し、人を育て、強くすることにつばがる。不完全な僕らのリーダーシップを、別の側面からも支援してくれる。それが、正しい判断と強い決断を意識して組織をマネジメントしてきた、不完全な僕の実感である。
人と組織を強くするフレームワーク
人材育成の役割
- リーダーが新しい可能性を模索し、メンバーがチャレンジする余地をつくることが、最良の人材育成の仕組みである
- そのときリーダーはすべての責任を負うと明言し、メンバーが一歩踏み出すことに対する恐れを軽減する
- メンバー一人ひとりの人材育成を一つのプロジェクトとして、成長のゴール、ストーリー、シナリオを描くことも、リーダーの役割である
判断・決断できる人材を育てる
- 判断と決断を繰り返すことで、それが速くなり、上手くなる
- 判断と決断の機会を組織に埋め込み、全員が正しい判断、強い決断ができる人材に育てることは重要である
- 方針に従ってやり方を任せる、将来起こり得ることを想定して準備させる、このような機会を日常的に設ける
- 判断と決断の難しい課題を設定し、議論させることも有効である
- リーダー一人が決断するよりも、現場のメンバーそれぞれが決断できる方が、組織はつよくなる
※Amazonで「判断と決断ー不完全な僕らがリーダーであるために」を探す。