情報を仕分け、判断する方法|判断と決断(3)

情報の山を仕分けて判断。そこに「冷静」がやってくる


情報は集めた。ここではまだ、混沌とした状態で多くの情報がただ積み上がっているだけだ。この混沌をいよいよ整理し、「冷静」差をもたらすプロセスに入っていく。情報を整理する目的を常に意識する。目的を意識したうえで、適切な指標でソートを掛ける。その指標の中で。「上・下」「いい・悪い」というような序列をつけ、対象物を把握する。これこそ「判断」である。

情報を仕分ける方法・スタンス

  • 判断の目的を確認し、判断の「指標」を明らかにする
  • 判断の指標とは、情報の「仕分け項目」である
  • 目的に沿った指標を持たなければ、目立つ情報に惑わされて、間違った整理をしてしまうことがある
  • 指標を決めて、情報を整理するのは「エクセルの表」をつくるようなものである。縦軸、横軸の一方には判断の指標が入り、もう一方には判断の対象物、時間軸などが入るが、それは判断の目的によって異なる
  • ある指標によって整理された現状の全体像を把握し、いつでもそれぞれを比較検討できる状態にすることが「判断」である
  • すべての情報を整理、把握する必要はない。「混池とした状態のままにしておく」情報だと判断すればいいものもある
  • 「好き・嫌い」という主観的な判断の指標もあり得る。しかし、判断した状態にしたいのであれば、その理由を論理的に説明できることが重要である

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